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おすすめの好きな小説「ロードス島戦記」

今週のお題「好きな小説」について書きたいと思います。そういうわけで私のお勧めは「ロードス島戦記」です。少しばかり内容に触れていますので、ネタバレにはお気を付けください。

ロードス島戦記

やはりゲーム系ブログなので、お勧めするのもファンタジー小説が良いのでは?と考え、ロードス島を選びました。

ロードス島戦記とは

ロードス島戦記とは、1986年にパソコンゲーム情報誌「コンプティーク」誌上に掲載されたダンジョンズ&ドラゴンズ、所謂D&DというテーブルトークRPGを元に書かれたファンタジー小説です。

当時コンプティーク誌上にこっそり掲載されていた「ちょっとエッチな袋とじ」という、アダルトゲームコーナーがあったんですが、大勢の少年達がそれを目当てに本誌を買う中、それには目もくれず()ロードス目当てにコンプティークを購入していました。本当です(迫真)。

現在累計1000万部以上売れてるようです。しかしそれも納得。この本の入荷日に、学校が終わって書店に行ったら「売り切れです」と言われたのは今でも忘れません。

ロードス島戦記は何が面白い?

それでは肝心の何が面白いかについて書いて行こうと思います。ただ、好きすぎるが故に、上手くまとまらない可能性もあります。ご容赦ください。

ロードス島戦記のあらすじ

魔人戦争と呼ばれる魔人との戦いから30年後、暗黒の島マーモの固定ベルドはロードス本島のカノンを襲撃しカノンはマーモの手に落ちた。これに対し、神聖王国ヴァリスは、これを包囲する為ロードスの各国と連携するが、マーモの工作もあり状況は停滞していた。

そんな中、アラニア王国の田舎、ザクソンの村に住む青年パーンは、自身の武者修行とロードスの為に自分に出来る事を探しに村を旅立とうとしていた。

ロードス島戦記は世界観が凄い!

ロードス島戦記には様々な国や都市が存在しますが、それぞれに歴史や文化が設定されていて「あれ?あの国はどんな国だっけ?」と、毎回忘れてしまいがちな私でも、ロードスの設定だけは頭に残っているくらいしっかりしています。

砂漠の国フレイム、暗黒の島マーモ、神聖ヴァリス王国等、名称もわかりやすく、読みながらしっかり頭に入ってしまうのが素晴らしいです。

第一巻ではほとんど出番が無かった国や地域に関しても、続巻で絶対触れられるなど、かなり設定は練りこまれたものだという事がわかります。

魅力的なキャラクター達

そして登場人物、彼らが非常に魅力的なんです。

例えばシリーズの主人公でもあるパーン。彼は主人公ですが、はっきりいって直情型で、思い立ったらすぐ行動、そしてそれが裏目に出てしまう事も多々あります。見ているこっちがやきもきしてしまう事も多いのですが、しかしそんな正義感溢れるパーンの行動は非常に魅力的で、何故か応援したくなってしまいます。

そしてそんな彼を支えるロードスのヒロイン「ディードリット」。恐らく完全に自分の主観ですが、このディードリットからエルフが耳長でつり目で精霊魔法を得意とするという認識が一般的になった気がします。閉鎖的なはずのエルフなのに、人間界を旅しているというのも、今でいう所のギャップ萌えだった気がします。

そしてロードス島では敵キャラも魅力的です。その代表格が「アシュラム」ではないでしょうか?彼は暗黒肯定ベルドに使える騎士です。敵役の暗黒騎士らしく、皇帝の為ならば非道な行いも辞さないキャラですが、実に人間臭い一面を持っており・・・。ダメだ、これ以上はネタバレになってしまう。是非読んで確かめてください。きっとあなたもアシュラムが好きになるでしょう。

他にもロードス島を支える魅力的なキャラクター達はたくさんいます。この作品ではあまり「モブ」という概念が無かったように思えます。今考えると。

ストーリーが面白い!

そして肝心のストーリーが面白い!

まさか一巻のプロローグがあんな事に繋がってるなんて!とか、裏でこんな事が起こっていたとは!的なストーリーがこれでもか!?と詰め込まれています。

そして意外ですが、恋愛要素もかなりふんだんに盛り込まれています。本編ではありませんが、外伝的ストーリーの「ディードリット物語」等は恋愛要素しか入ってません、と言っても過言じゃないと思ってます。なので、他の本格ファンタジー小説に比べて、そういうストーリーが好きな方も入りやすいんじゃないかな。

そういうわけで今回のお題「好きな小説」は「ロードス島戦記」を紹介しました。

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